音楽

YUKIとジュディマリ

ジュディマリのラストコンサートと、YUKIの2008年ニューリズムツアーのDVDを視聴。どっちも感動だが、特にYUKIのツアーライブがいい。すべての面でクオリティが非常に高いし面白い。本物のスーパースター。必見。去年のコンサートはタイミングとしては絶対に行っておくべきだったと悔やまれる。

パイオニアのAVアンプのプリアウトから、エアーのプリを通してヴィオラシンフォニー、そしてS-1EXという構成のフロント。完全に音が出尽くしている快感。エアーにしても、ヴィオラシンフォニーにしても、その美質は独特の爽快感と、音の厚みの両立にある。こうしたロックコンサートには見事に合う。どこまでも伸びるYUKIの歌声が心にしみる。100インチスクリーンとスピーカーの高さが絶妙に合っていて定位がすばらしい。見事な臨場感である。こと映画と音楽映像に関する限り、現システムに不満なしである。これでオーディオに特化してスピーカーを変えると、なんらかの問題が出てくるに違いない。悩ましいところだ。

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クーベリック マーラー8番

8番はショルティ指揮シカゴ響の名盤、ベルティーニ指揮都響、インバル指揮、そしてクーベリック指揮バイエルン放送響。
長らくシカゴ響ショルティが一番と感じて愛聴してきたが、クーベリック指揮バイエルン放送響71年録音の良さが分かってきた。緩急がなんとも絶妙で味わい深い。合唱、独唱、オーケストラが霊感に打たれたように入魂の演奏を聴かせてくれる。各パートがごちゃっとならずに構築的なハーモニーを楽しめる。こちらの方がいいな。

マイ音量計で計測してみると、第一楽章トゥッティでの最大音量は90デシベル。本日行われた新居防音室の計測によれば、防音性能はD45以上あるとのことなので少々絞れば深夜でも大丈夫だろう。深夜に千人交響曲を聴けたら幸せだ。まあ、深夜は気分的にも静か目の曲を聴くから全く問題ないな。

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アルビーノ アダージョの名盤

というかこれしか持ってないのだが。パイヤール演奏のビクターxrcd24がとてもいい。これだけ音がいいのはやはりケーブルにこだわったというのも効いているんだろうか。そういえば最近SACDを買わなくなった。xrcdのように音質を良くしたCDが各種があるが、それで十分という気もする。
アルビーノのアダージョはこのディスクで完全に満足。他のを聞いてみたいという気が起きない。サブウーハーで低音を補ったジョセフオーディオで全く不満なく鳴る。エアーにケルンのアンプ陣も悪くない(トランスはずっと鳴いてるけど)。パイプオルガンのある曲は最低音まで再生することが欠かせない。パイプオルガンの導入部から弦の入りのところが最高だ。他の収録曲も名曲、名演揃い。2曲目のヴィヴァルディ、そして3曲目のオンブラマイフ、9曲目のグリュックのメヌエットが実に素晴らしい。全部で50分。長さも丁度いい。3400円もするが価値は十分にある。

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中央線の名曲喫茶

荻窪で昼に用事があったので、付近の名曲喫茶に寄る。荻窪の店は定休日だったので、急いで高円寺まで戻り、「名曲ネルケン」へ。開店までアーケードにあるラオックスの携帯売場で時間をつぶす。ソフトバンクの携帯デザインの進歩に改めて驚く。他社の水準を完全に引き離してしまった。経営が変わるとこうも変わるものだろうか。ドコモはひどいデザインばかりだがサイバーショット携帯にちょっと惹かれる。技術的には古そうだがデジカメを基本にしたつくりが気に入った。ちょっとごついが、機種変で手に入れようか。カシオのは中途半端だ。松下もルミックス携帯を出してほしい。
ようやく開店したネルケンに入店。ピアノ曲が流れている。音も上品だがご年配の店主が実に上品な方でお洒落だ。長居したくなるが残念ながら15分で時間切れ。荻窪へ取って返す。
仕事が終わって阿佐ヶ谷へ。地図を頼りに細長い商店街を歩く。うちの近所の大井町線沿線とはまったく違う雰囲気。古い路地が残っていて歴史を感じる荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺エリア。道順が不安になるころに「名曲喫茶ヴィオロン」を発見。こちらは渋谷の「ライオン」と似た本格的なオーディオ名曲喫茶である。正面からだと平面バッフルに見える自作スピーカーで、背後に建物としてバックロードホーン状の工作が壁に施工してある。コーヒーが破格に安い。棚の上には、一見リキュールかグラスに見える物体が並ぶが実はヴィンテージの真空管。あちこちの棚に真空管アンプがある。刺激感のない心地よい音。力強いのにまったくうるさくない。この味はなかなか出せないだろう。ホーン壁の効果なのか低音に大変魅力があり、コントラバスがとてもよい。かかっていたのはアンセルメの白鳥の湖で、これが非常に良かった(なので、さきほどネットの中古CDで見つけて購入)。それこそずっと聴いていたかったが時間が来たので店を出る。いい人そうな店主が「中野のクラシックってご存知?」と聞いてくれた。本では知っていたがそれでは知ってることにならない気がして、いいえ、と答えてしまった。今度は時間のあるときにゆっくりと長居したいものだ。
もはや”名曲喫茶”は東京に数店しかないのだろう。新規出店は今どきないのだろうか。今まで興味はなかったがジャズ喫茶ってのも開拓してみよう。

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クーベリック指揮、BSO スメタナ我が祖国全曲

クーベリック指揮は91年のNHKホールでのチェコフィルとの録音盤を聴いて感心したのでこれも買ってみた。71年のBSOとの録音。名演といわれている。素晴らしいCD。91年のはなくてもこれがあればOK。チェコフィルの演奏は、なにしろ指揮者もオケも国家を演奏するようなものだからか、パワー全開となり、別の作品のようになる。このBSOによる演奏は細部まで磨きぬかれ、洗練されていて、安心して音楽に没入し身をゆだねることができる。これが1000円とは。ライナーノーツにも一応指揮者や演奏についての情報が載っている。

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Kreisler Plays Kreisler 1910-1929

クライスラー自作自演集。SP原盤からの復刻だが十分に鑑賞可能な良好な音質。小音量でBGMに最高だ。楽しく美しい音楽。グリッサンドが粋だ。

ケルンのパワーアンプKO2からは相変わらず周期的なうなり音。コンセントを抜き差ししてみるが治らず。電源事情の悪さが原因だろうけれども対策のためのアイソレーショントランスなどがまた鳴かないかと心配で手を付けられない。ダイオードを直列にいれるといいとも聞くが。エアーのプリアンプ電源部も持続的に唸っている。これでひるんだらマニアじゃないし「高級機は使いこなせない」わけだが、こういうときは日本の大手メーカー製品が恋しくなる。電気的に出てくる音に影響がないのは分かっているが、トランスが鳴いたら元も子もないというか、出てくる音以前の問題だから。防音室で沢山の機器がある状況で、鳴り出したらと思うとぞっとする。ケルンのKO2は良心的なつくりで、トロイダルトランスは左右別々、しかもプラス、マイナス別々で合計4個入っている。モノはいいと思うが、それだけに電源品質によって鳴くリスクは高いのであろう。
ゴールドムント製品はトランスをピッチで埋めてしまうとステサンに出ていた。まあ、それくらい当然だろう。

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ハイティンク指揮RCO,LPO ショスタコービッチ交響曲5番、9番

デッカの廉価盤だがRCOで79年録音の5番は録音が最良の状態。暖かくも澄み切った響き。コンセルトヘボウでの録音だろうか。ライナーノーツには演奏についての情報が全くなくてすぐに分からない。
「名門オーケストラを聴く!」を読んでみるとACO時代の終盤1984年までにLPOをまじえてハイティンクはショスタコビッチの交響曲全集を完成しており、コンセルトヘボウにおけるACOとの録音の中では最高峰と評価されているらしい。なるほどその通りだ。
5番は長年バーンスタイン盤を聴いてきたが最近になってゲルギエフの録音も購入した。システム7とジェフロウランドによる再生を新宿のアバックで聴いて衝撃を受けたのがきっかけである。そしてオーディオ再開、そしてハイエンドに注目するきっかけにもなった。弦の演奏者がずらっと並んで現れたような気がしたのだ。
しかしバーンスタイン、ゲルギエフは感情移入が激しく、全体の構造性が見えてこない。ハイティンクの指揮はショスタコビッチのモダン建築のような交響曲像を描き出していて、吸い込まれるように美しい。細部にわたってとても洗練された美意識とバランスだ。ハイティンクはマーラー4番の録音の印象で退屈な指揮者という印象があり敬遠していたが、もったいないことをした。表面的モチーフの背後に洗練されたモダンな美のある交響曲に向いている指揮者。LPOの9番も文句なしだが、これをACO演奏で聴きたかったと思わせてしまう。

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フィンガーウェイツ 経過

フィンガーウェイツでの練習は快調だ。指の第一関節と第二関節の間に、おもり三つを付けてしばらく練習していたら、いつの間にか人差し指のが落ちてきて第一関節と爪の間にこすれて皮がむけてしまった。おもり二つが今のところ適正負荷に感じる。
しばらくつけたままバッハのシンフォニアを練習。はずしてみると鍵盤が大きく感じて、それまでいくら練習してもできなかった込み入った速い箇所ができるようになった。自分にはいくら練習しても無理なのかと思っていたことができるようになるなんて素晴らしい。
おもりを付けていたから鍵盤が軽く感じるのかと思ったが、それはそうでもない。鍵盤を押さえる力はおもりが補助することになるので、はずすと逆に鍵盤を押す感覚が強調される。その結果、音としては柔らかくなるようだ。付けているときは、特有の快感がある。小指の打鍵力を重さが補助してくれるので、音を楽しめるのである。

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ショルティ自伝 読了

たった今「ショルティ自伝」を読了。素晴らしい読書体験だった。深く感動した。ショルティはなんと、この自伝に最後の校正をいれた数時間後に亡くなったそうである。
最終章「なによりもまず音楽を」、ショルティによる各作曲家の作品紹介が素晴らしい。彼自身の”今後”の抱負とますます深まる音楽への熱い思いに打たれる。この自伝の価値は訳者あとがきに見事に述べられている。本当に素晴らしい偉人だ。天才であっても超越的な天才というよりは、努力の人。愛すべき人柄が文章から溢れ出ている。彼のメッセージには曇りがない。心がじーんと暖かくなる。
僕が生まれて始めて購入し聴いたレコードはショルティ指揮シカゴ交響楽団の「惑星」。そして生演奏を始めて聴いたのはショルティが育てたシカゴ交響楽団。ブルックナー9番の響きによって音楽に目覚めさせてくれた。本人の演奏が聴けなくて本当に残念。それから20年後、彼が亡くなって10年が経ち、この本にめぐりあい、じっくり読むことができた。読了した今日は僕にとって記念すべき日だ。日本語訳も極めて素晴らしい。装丁もよい。ショルティの演奏が好きかどうかに関わりなく、自伝として、資料として、物語として独立した見事な作品であり読まねば損である。

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ショルティ自伝

サントリーホール手前の丸善にて、「ショルティ自伝」を購入した。僕の生まれる以前、1960年代以前の部分がちょうどロンドンで名声を獲得するまでの前半生になっており、そこまでを読了した。
音楽家の自伝を読むのは始めてだ。ショルティのから読んで正解だった。彼は芸術家であると同時に大変に優秀な実務家でもあり、頭脳明晰でバランスがとれている。音楽の道でなくても成功しただろう。自伝によれば彼は平凡な家庭の生まれであり、資金も家柄の助けもなかった。戦争中はユダヤ人として蒙った数々の苦境を生き抜いた。そして才能と努力と、自発的にチャンスをつかもうとする行動力で、キャリアを切り開いた。その点では事業家の立志伝と変わらない。
記述は事実、印象、意見などが混濁せず明快。抜群の記憶力。ヨーロッパ、アメリカ、イギリスの三大陸で活動し、名声を築いたコスモポリタン。非常に冷静で公平なものの見方をする人だ。彼の音楽の先生はバルトーク。ウィーンの4人の現代音楽家やRシュトラウス、ストラビンスキーはみな知人、友人である。ワーグナーの孫は同時代だ。既に我々にとっては歴史上の人物となっている多くの人々の生の姿がショルティを通していきいきと語られる。それを読むことはとてもエキサイティングである。
そして素晴らしい音楽案内になっている。「名門オーケストラを聴く」で仕入れた知識とちょうど重なるので、大変面白い。あちこちに付箋を貼った。ショルティが褒めていて、まだ知らない曲をどんどん聴いてみよう。

こうした書物を読むことは、音楽という芸術へのリテラシーを高めるためにはとても役立つ。だが、そうした芸術を楽しむための案内をする教育や情報はとても乏しい。入門書の先が難しいのだ。いいウェブサイトや書物、友人や先達にめぐり合わないと、知る機会はあまりない。絵画など他の分野の芸術においても同様の事態だろう。大学の情報を調べてみると、美学、芸術学を持つ数少ない大学の中で、美術大学の美学コースが比較的、教養コースとしてよくできているように思われる。音楽大学にはあまり存在しない様子だ。音楽学の講座は、またちょっと違う。知識とリテラシー、要するに趣味というか道楽主義な気配がしない。
ショルティによればイギリスの上流階級は道楽主義だそうだ。まあそうなんだろう。僕のような庶民には上流階級といわれてもまるで想像もできない。朝から晩まで働いていなければたちまち罪悪感と自己喪失感にさいなまれ、病気になってしまう。失業中は羽根を伸ばす気分だったのはせいぜい3ヶ月で、後は再就職に血眼だ。優雅に芸術を楽しんで生活を送るというのは仮に金があっても社会的に死んでいるので辛いだろう。貴族が残る国々の上流階級というのは、それが違うんだろう。そこには社会、社交があるのだろうから。まあ、株主として時間はほとんど使わないまでも事業を経営したり、芸術振興等々の公共社会的活動をして”忙しく”過ごす生活なのであろう。日本でこれに近いのは、功成り名遂げた事業家とか、大物財界人とかの生活かな。サントリーの鳥居さんとか。

僕は1989年のシカゴ在住の時代にシカゴシンフォニーを当然好きになり、贔屓にしてCDを随分買った。当時はヨーロッパのオーケストラの録音はほとんど買っていない。当時の音楽監督はショルティだったが実際の演奏は客演かが多く、住んでいた一年間でとうとう本人の演奏は聞けなかったのが残念だ。最近はヨーロッパもの一辺倒だったが、聞き直してみよう。

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ヒンデミット 「画家マティス」

ヒンデミットの「画家マティス」を始めて聴いてみた。いい曲だ。ロマン派からは脱却していて、現代音楽にまではなっていない、ショスタコビッチを素直に美しくした感じ。通俗性を飛び越えた緊密な現代建築を見ている研ぎ澄まされた感覚。「気高い幻想より」では弦で二つの旋律と通奏低音が奏でられる単純な構成、微妙な不協和音とトリスタン的な転調とが組み合わされためくるめく展開。木管と弦との対話。タイトルがよく音楽を現している。
今読んでいるショルティ自伝のなかで、ショルティが褒めていたので聴いてみた。

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スカルラッティのピアノソナタ

ドメニコ・スカルラッティのソナタ集が届いた。読んで飽きず、聴いて美しく、弾いて楽しい。大げさにいえば知らなかった42年が悔やまれる。とはいっても若いときには興味を持てなかったかも知れないが。ピアノといえば習うのはモーツァルト、ショパン、ベートーヴェン、バッハあたりで、スカルラッティは名前しか知らなかった。文才もなく音楽の分析もできないので何がいいのかは言い表せないが、一言で言えば楽しく自由な曲ばかり。おそらく神様がどうしたとかではなく、庭に遊ぶ鳥の様子をソナタにしたり、楽しんで即興的に書いていったのではなかろうか。
形式も分かりやすいソナタで、カノンとか、対位法とかの見本のようで、素人なりに仕入れた音楽知識でそれなりにエンジョイできる。ときどきユニークな導入部があったりして意外性がある。古典的旋律だけではなく、ベートーヴェンのように細かい単純音の反復を積み重ねてタメを作るような曲も見られる。和音を使わず左右2つの音だけで雄大ささえ現したフレーズもあるのだ。シンプルでカッコよくてクールで都会的だ。
プロの演奏の確認には、ナクソスミュージックライブラリが最高。膨大な曲全部というわけにはいかないようだが、かなりカバーしている。全部CDを集めたら大変だろうし、それほどは聴かないだろうし、ジャケットを見て曲を探すのは物理的にも恐ろしくめんどくさい。ネットですぐに実演を確認できるのは便利だ。あいまいな曲番号入力に対応するよう、曲検索の機能は強化してほしいが。
もともとチェンバロ用の曲なわけだが、演奏者はそれぞれの解釈でペダルを使っておりピアノだととても表情豊かに表現できる。

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フィンガーウェイツ(Finger Weights)

山野楽器にふらっと立ち寄って衝動買い。フィンガーウェイツという商品で、指に重りをつけることができる。僕の年代はすぐにXXX養成ギプスを連想するわけだが、検討1分で即購入。狙いは写真のとおりで、ウェイトを一つ10グラムから3つ30グラムまで各指に装着できる。値段は極めて高く、18000円もする。おもちゃではないことは分かるが。
帰宅して早速はめて練習。はずしても弾いてみると気のせいか指が軽くなったようないい感じ。タッチがやわらかくなり、脱力にも効果がありそうだ。
この手のものを買うとすぐに過大負荷で始めてしまって三日坊主になるので、今回は慎重に説明書どおりじょじょに負荷を上げていくとしよう。ウェイトを三つまで増やしたら、あとは指先のほうに装着位置をずらすことによって負荷をあげていくことができる。
予期せぬ効果だが、ピアノを断念しかかっていた娘が興味を持ち、これをはめて練習を再開してくれた。これですでに元はとれたようなものだ。とても嬉しい。ひさしぶりに連弾した。継続は力なり。

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バーンスタイン音楽のよろこび

バーンスタインのDVD、音楽のよろこび。7枚セットで2万円もするが購入しておいたのを寝正月に観た。実に面白く、元はとれた。一般向けに若き日のバーンスタイン本人が企画、主演した5年間にわたる音楽のテレビ入門番組を編集したものである。クラシック、ミュージカル、ジャズ、オペラと幅広いジャンルをカバーしてそれぞれ一流のバーンスタインによる、オーケストラ実演を含めた音楽講義だ。知識として役に立つだけでなく、バーンスタインの全身音楽家、という身のこなしを見ているだけで刺激になる。

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1.ベートーヴェン5番
5番を、ベートーヴェン本人の不採用稿を実演することによって、数年の制作期間の間にどのように曲が練り上げられていったかを解き明かす。同種の映像や情報はこれまで観たことがなかった。オーケストレーションについても、楽器を縦に並べて、出だしでフルートを入れたりとったりして比較を聞かせてくれる。面白い。
2.ジャズの世界
ブルーノートとか、シンコペーションとか、ジャズの基本要素がやっと分かった。こういうのは本で読んでも分からない。シンコペーションをいれずにジャズナンバーを実演してみるなど、極めて面白い教育番組になっている。
3.指揮法
指揮者の仕事の中身、最も基本的なリズムの振り方から、「偉大な指揮者」に必要な要素を順番に実演解説していく。これを玉木宏は見るべきだ。のだめでの指揮振りがもっともらしくなるんじゃないだろうか。
4.アメリカのミュージカル
本格的なミュージカル論。この回から放送ネットワークが変わって1時間以上と長くなった。好評なので拡大したのだろう。オペラからミュージカルにいたる道筋が解き明かされ、どのように芸術性を獲得していったかが良く分かる。バーンスタインは音楽のジャンルに偏見を持たない優れた芸術家だ。
5.現代音楽入門

バーンスタインによる現代音楽解説。現代音楽の難解さの理由とされるメロディーのなさ、不協和音への偏見を実証的に是正した後、トリスタンとイゾルデのめまぐるしい転調を紹介し、12音技法、新古典主義、新ロマン主義など調性派、無調派の両面での変遷を実演を交えて解説していく。単純さ、客観性、ユーモア、簡素な構造性、複調性、クロスリズムなど現代音楽の道具立ても紹介されている。これは必見である。

(紹介されている曲)

トリスタンとイゾルデ序曲

シェーンベルク 浄夜

アルバンベルク ヴァイオリン協奏曲 歌劇ヴォツェック 叙情組曲

ドビュッシー 牧神の午後

サティ ジムノペディ (単純さ 客観性)

ショスタコビッチ 交響曲5番 (ユーモア 簡素な構造性)

ストラヴィンスキー 管弦楽のための8重奏曲 (新古典主義)

コープランド アパラチアの春

ハリス 第三交響曲

プロコフィエフ 第5交響曲 (新ロマン主義)

ヒンデミット 弦と管のための演奏会音楽 (複調性)

ストラヴィンスキー ペトルーシュカ 

ストラヴィンスキー 春の祭典 (クロスリズム)

ガーシュウィン 落ち着かない足

コープランド エルサロメヒコ

ミヨー 世界の肖像

バルトーク 弦と打楽器とチェレスタの音楽

ストラヴィンスキー 詩篇による交響曲 (現代的な3和音による終結)

(映画)蜘蛛の巣 ローレン・バコールのシーンの映画音楽

ラヴェル ピアノ協奏曲ト短調

6.JSバッハの音楽

バッハ音楽が退屈と感じる理由として一楽章一主題で対比によるドラマ性を避けている点を指摘。対位法とハーモニーのパズルの面白さ、コラールとコラール前奏曲、カノンとフーガ、そしてマタイ受難曲の聴き所の情熱的な解説。分かりやすいようにマタイは英語で実演されている。マタイの解説として色々な文章が書かれているが、このDVDは必見。思わず身を乗り出して画面を凝視してしまう。他のことがどうでもよくなってくるのがバッハの特徴かも。バーンスタインはバッハの信仰心を創造の原動力と解説している。そう思いたくもなるというもの。立身出世がかなわなかったことこそ天の配剤で、当時の聴き手への受けをさほど気にせず多くの作品を残せたのではないか。

マニフィカト イタリア協奏曲 フルートソナタのジャズ版 対位法の十分に詳しい解説 フーガ 水平と垂直 コラール聖なる神の子羊 コラール前奏曲 カノン的な二声インヴェンション カノンからフーガへ マタイ受難曲 キリストの生涯 英語版で「私がですか」 数字への神秘主義

7.何がオペラを”Grand”にしているか

ラ・ボエームを英語セリフ劇にして実演し、オペラの効果と比較して分析するという趣向。これはもう二つとない映像だろう。収録のために借り切られたオペラハウスも今はもうないオールドメトというところらしい。特に重唱の面白さの指摘が勉強になった。バーンスタイン、本当にお疲れ様です。なんとこのDVDの内容が吉田秀和の翻訳で昭和41年(僕が一才のときだ)に本になっている。古本ネットで2冊あったので早速注文した。

トリスタンとイゾルデ カルメン ファウスト ボリス・ゴドゥノフ サロメ オセロ ラ・ボエーム

バーンスタインのDVDは他に大学での講義の模様を収録したものが手元にある。楽しみ。このDVDも、学校の授業で使うべきだ。学校では、芸術のリテラシー教育をもっともっと強化するべきだ。

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12音技法と自動作曲

メシアンの前奏曲を、不協和音なのに不思議に聴きやすいBGMとして聴きながら、Wikiで現代音楽のところを読む。午前中はイタリアバロック、午後はメシアンだ。ナクソスのストリーミングサービスは食わず嫌いをなくせてよろしい。
12音技法の説明をまじめに読んだことはなかったのでWikiを熟読。ちゃんとした音楽事典が欲しいなあ。まあ要するに如何にして世の中に存在する「音楽」に聞こえない作品を作るかというルールかな?3和音とか、音楽に聞こえてしまいかねない要素を禁則として徹底排除するようになっているようだ。それでやってみて良いものができるかどうか試してみよう、ということのようだ。これはこれで、面白いというか、必然というか、理解できる企図ではある。ロマン派の後期の厚塗りな音楽に閉塞感はあったのだろうし、新鮮ではあったはずだ。
メシアンの音価と強度のモードを聴いてから、彼の他の音楽を聴くと、どうも音楽っぽいので突っ込みを入れたくなってしまう。この練習曲は理屈ぬきでも、高揚とか、高踏的とか、官能とか、そういったアドレナリン系のとは違う何ともいえないある種の感興を催すところが面白い。
メシアンの「カンテヨージャ」、これも素晴らしい。構造があって交響曲的だ。全部不協和音だけど。ナクソスのピアノ曲集3巻に、練習曲、プレリュードと一 緒に収められている。いいCDだ。メシアンのように作曲したい、と多くの音楽家が志した状況がやっと理解できた気がした。

12音技法は最初のセリーを決めたら後はルールが多いから自動化できる、あるいは自動化によって作曲を補助できる部分が多くなる。それで自然発生してコンピューター作曲ソフトができた流れなんだな。人間が美しい音楽と思うかどうか、とか感動するかどうか、とかはあんまり関係ないようだ。茂木さんの対談本に自動作曲のことが出ていて意識に残っていた。
人間というのはピアノをいじっていれば時々12音をパラパラとでたらめに弾きたくなるものだし、調性なんて二次的なものに感じることもある。これをそのまま作品にしちゃおう、というのは結構原初的な欲求とも言える。
「自動作曲」をググってみると、今まで全然知らなかったのだが、多種多様なソフトがある。いくつかダウンロードしてみると、確かにポピュラー風のメロディーラインが伴奏とともにどしどし生成される。パッケージソフトもバンドの作譜サポートが主だが10種くらいは販売されているようだ。知らなかった。大昔に作譜ソフトは買ったことがあるが、あれの場合はキーボードに自分でメロディーを打たないといけない。自動で記譜してくれるのだが、リズムがずれると楽譜はずれたままのものが忠実にできてしまって、使い物にならなかった。
ある自動作曲ソフトのアルゴリズムを解説してあるページがあったので読んでみたが、曲の基本構造を決めて、乱数と曲線生成アルゴリズムを使ってメロディーラインを作り、調性と和音の補正(不協和音を除く)をして、コード進行に合わせたパターンの伴奏をつけるという仕組み。なるほど。「アルビーニ風」も作れるでしょうやろうと思えば。同様のソフトが「モーツァルト風、など既聴感のある音楽が著作権を気にせずに大量に必要なときに多用されている」らしい。(もとソフト技術者としては、コンピューターのアルゴリズムこそ最高のコミュニケーション言語という認識を新たにした。作曲の流れが最も短時間で無駄なく、ある意味理解できる。世の作曲ソフトのアルゴリズムを勉強すれば、みもふたも無い実質部分での作曲法が一番身に付くだろう。)

でもこうしたソフトから出力される「音楽」を耳にすると、非常に心が乾く。何かおぞましい不毛の気配がする。

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朝比奈隆 交響楽の世界

ドイツの交響曲群の演奏に関する朝比奈隆のインタビューを基にした本。絶版。図書館で借りて面白いので古本を購入した。譜面のバージョンや解釈、テンポ設定など、指揮者の仕事の中身が良く分かる。生演奏を聴いても、どういう傾向、意図の解釈による演奏かについて、理解力を高めてくれる。

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音楽事典

図書館で「ラルース音楽大辞典上・下」という素晴らしい音楽事典を見つけたのだが絶版でネットのどこを探してもない。以前ヤフオクに一度出たことが あるのは見つけた。福武書店だが復刻しないのだろうか。しっかりした辞典、事典はどんなにネットが発達しても必要だ。出版をやめるなら同じ内容を有料でも いいから、たとえユーザーが一日10人でも、サービスする必要がある。書籍データベースだけでは不十分である。税金はそういうとこに使えばいい。グーグル のように広告を利用して無料に、というのもいいけど自ずと限界はある。

ニューグローブは年間25万円。個人には高すぎる。メッツラーというドイツの出版社のDVD版があるが、DVDは使いにくい。映像を含めても、もは やネットのほうが、さくさく使えるのである。ハードディスクに落とせれば買いたいが、著作権保護があるからまず落とせるようにはなっていないだろう。それにドイツの出版社だと、やはりイタリア音楽は載ってないんじゃないか。

書籍 だと古本で平凡社の音楽大事典6冊があるが、25年前の刊行では情報が古すぎる。悩む。

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名門オーケストラを聴く

年末に子供と一緒に図書館に行った時に借りた。実にいい本なので古本屋さんで入手。ネットショップでは絶版、品切れだったけれど、古本屋さんのネットでは3冊くらいあった。岡山県の古本屋さんから入手。状態のいい本だ。巨大ネットショップよりも、特色ある小売店が助かるようなこういう仕組みに共感を覚えるし、違ったメリットもある。ヤフオクとネットショップの中間でニーズを捉えていると思う。ヤフオクは取引プロセスがめんどくさいからね。

この本はクラシック音楽の演奏の歴史を、オーケストラを主軸にして解説している。モーツァルト現役の時代に遡るような各オーケストラの起源から、歴代首席指揮者、音楽監督と演奏の状況、時代背景、残されている録音がオーケストラ別に解説されている。いつごろ誰がどこの常任指揮者だったかくらいしか知らなかったので、書かれていることのほとんどが新しい知識だった。オーケストラを縦糸に、十数人の傑出した指揮者を横糸に織り成されるクラシック音楽パフォーマンスの歴史が分かる。CDを買うとき、それが歴史のどの位置にあるのかが分かるようになる。録音年代は録音品質の目安くらいだったが、この本を読むと、いろいろと思い巡らすことができる。またまた、聴いてみたい録音がどんどん広がっていく。

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石井宏「反音楽史」の作曲家を聴く

音楽評論家の石井宏さんの著作「反音楽史」を書店で見かけ、興味が沸いて購入、一読した。以前からイタリアオペラの世界と、ドイツの大作曲家の世界とがあまりにかけはなれたまま並存している状況が不思議だったし、「現代音楽」として、なんで新しい”クラシック音楽”がもはや一曲も生まれてこないのかも不思議だった。意識を飲み込まれる名曲だけでなく、耳あたりよくBGMとして聴き流せる曲がどこにあるのかも知りたかった。そういう問題意識にはフィットして、引き込まれて読了した。何事も礼賛する意見とアンチの意見の両方を知ることは時間と人生を無駄にしないためにはとても大事なことだ。いわゆる音楽学とか音楽史に漠然とした疑問を持っていた気持ちがこの本を手に取らせたのだろう。書店めぐりもやっぱり欠かせないな。
クルマでもドイツ車も好きだし今も乗っているが、フランス車もイタリア車も乗ったしそれぞれに良さがある。音楽でも間違いなくそうだろう。
この本で紹介されているイタリアの音楽家には興味が沸いた。調べて聴いてみようと思う。

ヨンメッリ Jommelli
早速、ナクソスミュージックライブラリを見ると2枚のCDが収録されている。The Bird Catcherというオペラをざっと聴いてみる。大変魅力的な音楽。だが、歌詞が分からない。輸入盤なのでCDを買っても分からないだろう。イタリア語を少し勉強しないとオペラは楽しめないな。全体が短くコンパクトで品がよく、聴いていて飽きない感じ。これはいいかも。
もう一枚収録されているのは同じ頃のイタリアのオペラアリア集。ヨンメッリの曲に限らず聴音で楽譜に落とせそうな簡明な音楽が多い。そしてメロディーがとても綺麗。歌唱に酔える。輸入盤じゃなければ買いたいくらい。Gonzalez, Monika: Italian Opera Arias from the 18th Century for Sopranoというディスク。

後でググってみると、The Bird Catcher「鳥刺し女」「鳥打女」というのは有名なオペラのようだ。ファンも沢山おられて活発に議論が交わされている模様。歌詞翻訳もありそうだ。

アレッサンドロ・スカルラッティ Scarlatti
十枚くらいのCDがある。目に付いたスターバトマーテル、トランペットとソプラノアリアの曲などを聴いてみる。非常に新鮮な間のとり方、初めて聴く曲とは思えない分かりやすさですぐにノレる。簡明。いいなあ。すご過ぎなくて、これくらいでちょうどいいかも。歌詞が分かるともっといいのだが。

ドメーニコ・スカルラッティ
アレッサンドロの息子の一人。大量のピアノソナタを書いている。どうやらみんなCD化されている模様。ホロヴィッツが愛好していたそうなので、とりあえずホロヴィッツのCDを注文しておく。アレッサンドロの作品よりもだいぶ技巧的には複雑化している。名前は知っていたが聴くのは初めてだ。二声のソナタで概ね3分から5分くらいの曲ばかり。確かにバッハともモーツァルトとも違う。ベートーベンの大型ソナタやリストの大曲などもピアノという楽器の本当の姿の一つだが、これはこれで美しいピアノにずっと聞き惚れてしまう。変ロ長調K266という曲など、素晴らしい。名曲揃いだなこれは。ナクソスの全集5巻に収録。5百曲以上あるというが、さすがナクソス。バッハのシンフォニアを練習するより楽しそうなので、楽譜も注文してしまった。

結局、このCDは夜更けすぎまで聴き入ってしまって、ほとんど全部聴きとおしてしまった。一曲一曲に個性があり、聴き始めると止められない。まだまだ膨大に過去の資産はあるんだなと少し安心。でも現代の音楽家にこういうのをどんどん書いて欲しいなあ。書いてる人は絶対にいるはずだ。少なくとも趣味で書いてる人はいるだろう。そういうのを共有しあっているサイトとかも間違いなくあるはずなんだが。

アルビノーニ Albinoni
オルガンのアダージョがポピュラーだが、改めて聴くとオーケストラ編曲もオルガンも、どちらも素晴らしい。作品の多くがドレスデン空襲で焼失したらしいが惜しいことだ。オペラアリア、協奏曲なども聴いてみる。アリアは歌詞が分かれば面白そう。アリアと書いてあるが、というよりほとんどレチタチーボの連続だ。作品数は非常に多いのでCDにすると膨大な数になる。ちょっと集めずらい。初めて聴いても楽しめるので逆に言えば一度だけ聴いて楽しむという、聴き方も贅沢でいいのではないか。そうなるとCDはなじまない。ナクソスストリーミングの音質がもう一息上がるといいのだが。

しばらく聴いたあとで、JSバッハの管弦楽組曲3番序曲に切り替えると、その壮麗さ、荘重さにびっくりする。当時の楽器のポテンシャルを引き出したオーケストレーション。効果的なテンポの切り替え。クライマックスに引き込んでいく盛り上げ方は独特だ。同時代の音楽よりも、むしろベートーベンの1番とか2番交響曲に通じるものを感じる。こうなるとBGMとして聞き流すのは無理。すぐに引き込まれてしまう。

ヴィヴァルディ
四季以外はあまり聴いたことがなかったが、フルート協奏曲の「ごしきひわ」」など楽しくて美しい曲がこれまた膨大にある。

テレマン
ドイツの大作曲家。日本テレマン協会、というのまである。宮廷の食事時に演奏されたというターフェルムジークという曲集が素晴らしい。ヴィオラ協奏曲ト長調、リコーダー組曲イ短調という非常に美しい曲がカップリングされていて早速ランチのBGMにしてみた。これは超高音質で聴いてみたくなる。この人の場合、作品は4000曲以上あるらしい。曲の予約販売というような音楽家のビジネスモデルもいろいろ工夫した人のようだ。石井氏の「反音楽史」にはワイマールの楽長のエピソードだけしか触れられていない。


つづく

 

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フィラデルフィアオケ エッシェンバッハ指揮 サンサーンス3番オルガン付き

偏愛するサンサーンス3番の新しいSACDを購入。エッシェンバッハ指揮のオンディーヌから出ている美しいジャケットの製品だ。第一楽章2部のゆっくりとたゆとう流れ。一転して超ハイスピードの第二楽章1部。オーケストラの能力がすごい。完全に追随してリズムに乗るグルーブ感。現代的。2部はオルガンの咆哮高らかに、悠揚迫らざるテンポで音の構造体を組み上げていく。ミュンシュのXRCDには及ばないが非常に楽しめるディスクだ。
録音はオルガンの最低音が克明に入っている。SACDの効果なのだろうか。サブウーハーを組み合わせてあると超ワイドレンジで快感。第一楽章1部もオルガンの超低音が多用されていて、この曲の個性になっている。
こういうディスクを聴くと、最低域まで落ちずに再生できる環境は持っておきたくなる。3ウェイ以上の大型機に心は動いているが、サブウーハー的な仕掛けがないとこうした最低域はなかなか出ない。大口径のウーハーを備えたハイエンド機なら出るかな。20センチくらいのウーハーを2発、3発と使うタイプのだと音色が違ってきてごつごつしてくる。

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バルビローリによるエニグマ変奏曲、威風堂々 

バルビローリ指揮フィルハーモニア管、1962年録音のエルガー曲集がEMIから廉価盤で出ている。ヴォーンウィリアムズの幻想曲もついていて何ともお買い得なCD。エニグマ変奏曲は非常に面白く、味のある曲だ。変奏曲というジャンルは実にいい。知的な部分を刺激されて次はどうなるかな?という興味を引く。このジャンルばかりで色々な曲をかけて一日過ごすのも悪くない。
イギリスの音楽を聴くとハーベスのようなイギリスのスピーカーを思い浮かべるのは先入観だろうか。とても合っている気がするのだ。クラシックはヨーロッパのものだから、ヨーロッパのスピーカーが心情的にやっぱり合うのかなあ。ジョセフオーディオでくっきり聴いているとティンパニとかが完璧に出ていいんだけど、聴き込んでも応えてくれてとってもいいんだけど、一方でもっとふわーっと立体的に聴きたいという欲求が出てくる。オーディオ的に際立った録音だとアメリカ製はいいのだが。アメリカ製で音楽的なふわーっとした鳴り方ができるのはアバロン、オーディオマシーナ。でも求めているのはパウエルアコースティクスとかかな実は。パウエルのフロア型、悪くない。リラックス専門という第一印象だったが、思い返せばリラックスすればリラックスして、向き合えば向き合ったなりにしっかり聴ける音だったかも知れない。
B&Wにはどうも一抹の疑問がある。こないだ801を試聴して、これでいんじゃないかと思ったのだが、数日経って思い出そうとすると印象が薄い。というかどんな音だったか思い出せない。印象が強いのは、パウエルアコースティクス、ピエガ、タンノイ(ウェストミンスターだけ)、アバンギャルド、アバロン、オーディオマシーナ。ソナスファベールも今度じっくり聴いてみよう。ひょっとしてクォード?あと一年くらい迷いそうだ。楽しいな。RM7は手放さない。RM7はいいベンチマークとして活躍してくれるに違いない。
最近特にこれといったヘビーローテがないので、試聴用のCDを選びにくい。それが理由でオーディオ屋にも行っていない。オーディオマシーナは定価よりかなり安く入手できることが分かった。あの形も手に入れて音が良ければ愛せるだろうか?うーん、それは試練だなあ。アバロンとかは音さえ気に入れば全力で愛せそう。美しいことも大事だ。

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オーディオユニオン新宿クラシック館にて

今日は新宿のオーディオユニオンでCDの買い物をした。
・フリードリッヒグルダのベートーベンソナタ全集
・エミールギレリスのベートーベンソナタ集(未完なので曲は全部はない)
・リヒター指揮79年録音のマタイ受難曲
・ラトル指揮2001年録音のグレの歌
・ヨッフム指揮ドレスデン77~78年録音のブルックナー交響曲全集
・ガーディナー指揮のヘンデルメサイア全曲
・クーベリック指揮バイエルン67~71年録音のマーラー交響曲全集
・ゲルギエフ指揮キーロフオケ2003年録音のアレクサンダーネフスキー
全部でちょうどCD50枚だ。未開封も含めて状態のいいものだけ。合計で3万円少々なので大体一枚650円くらい。まあ、安い。メサイアだけは、大編成オケ&合唱のと間違えてしまったけどこれはこれで素晴らしい内容なのでよしとする。アナログレコードのジャケットを使った美しいカレンダーを3つもらった。インターネットで丹念に輸入盤を探せば新品でも安いのは色々あるから一概に安いとは言い切れないが、セットものはあまりネットで売っていないので非常に効率的な買い物だった。

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アレクサンダー・ネフスキー オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団

アレクサンダーネフスキーのCDを探していて、コンサート初演を振ったというオーマンディ指揮の一枚を買ってみた。先日サントリーホールで聴いた生演奏の感動の再現、とまではいかないけれど情感のこもった素晴らしい演奏だ。とにかく6曲目の「死の広野」が素晴らしい曲ですっかり気に入ってしまった。旋律は哀愁があり、歌詞もソビエト政権下だからこそ世に出た真面目で見事なものだ。1曲目から繰り返される美しい主題旋律も最高。メゾソプラノの出だしの美しさは何度聴いても感動的。オーケストラと声楽の最良のハーモニーの一つだ。映画のアレクサンダーネフスキーはまだ観ていない。まあ観なくてもいいかも知れないが、そのうちDVDも入手してみよう。
変な譬えだが、このカンタータは川端龍子の戦時中の絵のようなものかな。西馬込の龍子記念館に収蔵されている天女の絵などは驚くべき美しさだが八紘一宇の精神を表していると解説にあって、妙に納得したことがある。

このところサブウーハーは切って聴く機会が増えた。ジョセフオーディオRM7から締まって高速な低音はしっかり出ているし、サブウーハーを切ると音場が一気に部屋のサイズを超えて広がる。微細な描き分け、シャープだがなめらかで高級感のある音色が改めて素晴らしい。回り道をしてここへ来たという感じ。スピーカーの前から離れられない。2wayはこの混じりけのない感じが何といってもいい。B&Wのシグネチャーダイヤモンドとかも、あるいはいいのかも知れないなあ。サブウーハーはシアター設置でまた活躍してもらおう。

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ブルックナー

ブルックナーを聞き始めると中毒になる。メロディーが頭の中で鳴り出して聴かずにいられなくなる。夜更けなのにどんどん目が冴えてきて、次々とCDをかけてしまう。今度オーディオユニオン新宿のクラシック館で全集を大人買いしてこよう。平均するとアーノンクール指揮のものが聴き込める盤が多い。2004年録音のウィーンフィル演奏のSACDなど、とてもいいのではないか。どうしてこんなに素晴らしい旋律ばかり、見事なハーモニーばかりなのか。ブルックナーは多くの作曲家の中でも非常に独特で似たものがない。演奏の向こうの音楽に入り込みやすい特性がある。全てがそこにあるようで、現実を忘れてしまうというか音楽の中の世界と現実が裏返ってしまう。
それにしても夜中だと体力が持たない。一時半を過ぎると全曲聴きとおすのがつらくなる。翌日は仕事があるし。やっぱり音楽も若いときだなあ。大学時代とかだったら夜通し聴いてられたのに。

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CDまとめ買い敢行

40過ぎてオーディオ&クラシック音楽再開となると惜しいのは時間だ。改めて名曲名盤をリサーチし直し、30枚ほどまとめて購入。20年来持っているディスクにも結構評価の高いものが数多くあり嬉しかった。マイナーな曲に行く前に余りにも素晴らしい名曲名演奏は数多くある。これでしばらく楽しめそうだ。ぼちぼち長いブランクからのリハビリも終了だ。
さらに向こうには、アナログのレア名盤という深海があることが名曲喫茶にて判明している。おもしろいなあ。知人が今度アナログを導入するという。また遊びに行こう。

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名曲喫茶ライオン

名曲喫茶ライオンに行ってきた。グーグルで地図を出して歩くこと10分。渋谷のいかがわしい雑踏の片隅にあったあった。こんな場所があったとは。その事実自体にかなりの衝撃を受けつつ入店。写真のとおりの大型のスピーカーが吹き抜けの中二階に設置してある。コーヒーを注文してジャパニーズサイズの時代物の椅子に座ると、座面が沈んでひっくり返りそうになった。音楽はブルックナー8番の第4楽章がかかっている。そのままじっと音楽を聴きながら2時間近く居てしまった。
壁面のスピーカーに対して多数の座席があるわけで、音像定位がどうとかいう聞こえ方ではない。ただ音が、席に座る自分の耳に聞こえてくるというだけだ。音量は大きくも小さくもない。だが音に芯があり、まろやかだがピントがぴたっと合った不思議な音。時空のかなたからもの凄い存在感で聞こえて来る音。これは何なのだろうか。高額最新機器をセットアップしたハイエンドオーディオ店の試聴室とはまるで異質な世界である。だが正直、名曲喫茶ライオンのほうが、ハイエンドオーディオ店の試聴室よりはるかに音楽的だ。ビンテージ系のオーディオには前から興味があったのでいい経験になったが、単にオーディオの一ジャンルということではなく、何か重要な示唆があるような気がするのだ。
解像度といっても、我々はクラシックコンサートを聴いているとき、音を「解像」して聴いているだろうか?音楽に感動しているときの状況を思い起こしてみると、まずオーケストラを「見て」いるときではない。目は開いていて、演奏に目を向けてはいても、もはや心は見てはいない。演奏者のことはどうでもよくなっている。個々の音を聞いているかというと、楽器の音そのものはもはや聞いていない(注意を向けていない)。音の流れとハーモニーが心の中に表彰する「音楽」を感じながら具体的な音を聞いている。そういうとき、音は実際の楽器配置とは関係なく、とても立体的に3次元的に聞こえている。これが没入して聴いている状態だ。そのとき初めて感動が生じる準備ができている。こういうように直接の音から感動までにはいくつか段階があるので、古い録音でノイズがあってもそれがあまり邪魔にならずに感動もできるのである。楽器の位置が見えるような聞こえ方かどうかはアンサンブルのクラシック曲である限りあまり関係ないかも知れない。音色やスピード感にしても、オーディオ的な凄さよりも、それぞれの録音から「音楽」、特にクラシック音楽を再生し鑑賞させる能力が大事なわけで、そういう観点を重視すべきだと思い至った。

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ラプソディーインブルー ダニエル・ワインバーグ アムステルダムサキソフォンクァルテット

800円くらいのCD。サキソフォンのクァルテットとピアノによる5重奏で表題作ほかガーシュウィンの作品などが収められている。ワインバーグさんもオランダの人で、ググってみてもオランダ語しか情報がない。1949年のロンティボーコンクールで2位になっているということは分かった。CDのレビューとかも全然見当たらない。ライナーノーツすら入ってないので、CDジャケットにも情報ゼロ(笑)。
というわけで情報ゼロだが、演奏および録音は、これは面白い。この曲はオケだとちょっとうるさく感じることがある曲だと思うが、サキソフォンのクァルテットは味がある。同じ音色でちょっとずつ音の太さが違うものの組み合わせだから、すっきりした統一感があるし表情が豊か。ピアノうまい。かなりご高齢だと思うが信頼できるディシプリンがあってシャープな切れ味。ペダルワークが最高。高音を響かせつつ、低音をきっちり切れている。どうやって弾いてるんだろう。大人が安心して気持ちをゆだねて聴ける。マーケティングに乗って世に出ただけの何か中途半端なものを聴かされているのではという不安がゼロである。メロディアスな部分でも節度と品格あり。
2曲目の「ガーシュインメドレー」もすっごく面白くて体が動いてしまう。ジャンルとしてはスタンダードジャズなのかもしれないけど、アレンジがバッハのシンフォニアみたいな部分があって、つまり4本のサキソフォンで伴奏と旋律が自在に入れ替わったり一緒になったり対位旋律を奏でたりするので、集中して聴ける。録音はブレスや指使いも聞き取れる優秀なもの。楽器定位もしっかり。

そこにCDがあったら買った、のノリだが珍盤が発見できてハッピーだ。レーベルはブリリアントクラシックス。なのでどっかのの再販なんでしょうね。こんなの生をたまたまコンサートで聴いたりしたらすごくハッピーだろう。

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ラフマニノフ演奏のピアノ協奏曲2番

オーマンディ指揮ラフマニノフ本人ピアノ演奏というピアノ協奏曲2番を聴いてみた。ナクソスでわずか800円ちょっとのCDである。安い。1929年の録音だ。僕の持っているCDの中で一番古い録音だと思う。ディスクから起こしたと思われる周期的なサーっというノイズを頭の中で除去補正すれば十分に聴ける。ピアノと木管を始めとして音色自体は非常に美しく、響きも再現されているし、低音を除けばDレンジも広い。ナクソスでのレストアが上出来なのだろう。音楽のソフトウェアって、価値と値段が全然比例しない、究極に公平な世界だ。1ヶ月で忘れられるタレントのシングルCDよりも、歴史的人類の遺産といえる貴重な録音の、技術の粋を尽くしたレストア盤が、安く手に入る。デジタルは民主的だ。ありがたいことだ。

軽快にテンポを刻んでいく演奏。速いパッセージを正確にさらっと弾くのでテンポにもたれがなく、却って速く感じさせない。淡々と披瀝していくという印象。
なにしろ自作自演だから本家本元なのだが、ではそれが最高、正しい、となるかというとそういうものではにのが音楽の面白い所なのだと納得。この演奏は、内面を吐露するというよりは、さすが名人芸!と聴衆を唸らせる演奏と感じる。自作だと歌い切れない、ということもあるのかもしれない。リヒテルの演奏のほうが、演奏者自身が自分に聞かせているようで、聞いていて心を動かされる。
自作自演、面白いですね。ベートーベンの自作自演、聴いてみたかったなあ。タイムマシンがあったらそれぞれの交響曲の初演に立ち会いたい。

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アッラ・パブロワ 交響曲4番

ナクソスから交響曲2番と4番がカップリングされて出ているのをCDで聴く。
4番は単一楽章の20分ほどの交響曲で、無窮の何者かに近付こうとする気持ちがストレートに音楽になっている。とっつきやすい旋律とハーモニーで親しみやすい。オルガンとグランカッサが効果的に多用されており、オーディオ的にも心地よい。何度も聴いてしまう。
2番は習作的な作品と感じた。

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ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番聴き比べ

遅く起きた朝は音楽を聴こう。昨夜生演奏を聴いたラフマニノフのピアノ協奏曲2番をCDで聞き比べてみる。

最初に新しい録音の、ベルリンフィル、パッパーノ指揮、アンスネンスによるEMI盤。アンスネスは現代の代表的ピアニストの一人だ。数えてみたら1979年、10歳くらいの時から60くらい各種の受賞歴、ノミネート歴がある。グラミー賞のベストピアニストにも何度もノミネートされている。録音も数知れずある。このCDは本曲の最新録音盤を探していて購入したものだ。改めて聴くと、完璧に弾ききった素晴らしい録音だ。でもさらっと聴き終わる。

次に1959年録音のワルシャワフィル、ヴィスロツキ指揮のリヒテル。うーん、この圧倒的な差は何なのだろう。リヒテルと比較されるたら困るかも知れないが、こっちは素人だ。何でも俎上に載せてしまうのが素人の強みである。別にアンスネスと比較してという意味ではなく、同じ人間とは思えないようなダイナミックレンジの広さ。フォルテの低音の深い響きはどうだ。野島実のリストの録音も及ばない。重厚、荘重、悠揚迫らざるテンポ。第一楽章の出だしはこうでなければ。リヒテルは鍵盤を力で押さえつける奏法も用いたというが、説得力がある。なんでもすぐ脱力すりゃいいってもんじゃない。オーケストラとの調和が別次元。録音も古さを感じさせない。
そして第二楽章。美の極致のタッチでピアノが歌う。やわらかさの中に凛とした響きのある旋律。聴き手を引き込まずにおかない。言葉としてはヘンかも知れないが、これも一種の
「グルーブ感」ではないか。旋律のうねるような感じ。もっていかれるような感じ。クラシック音楽におけるグルーブ感。アダージョグルーブにプレストグルーブ。ベートーベンの7番のフィナーレはプレストグルーブ。半世紀も後に、アジアの島国の片隅のせまーい部屋でオーディオを聴く名も無い市民を陶酔させるリヒテル。
第三楽章、リヒテルが右手の旋律を奏で始めると空気が変わる。弱音なのに透き通って響き渡る音。指が完璧に確立していて、かつ腕の柔軟性が自在でないとこの音色は出ない。リヒテルはヤマハを使ったというが、この時代はどうだったのか。44歳、西側デビューの前年の録音だ。スタインウェイとかだったのだろか。そして超絶のフィナーレ。
アンスネス、比較してごめんね。
現在活躍中のピアニストで50年後に名を残す人はどれくらいいるだろう。デジタルの時代、リヒテルらの録音はこれからも生き続ける。彼らのような怪物的ピアニストがこれから先現れるんだろうか。ピアノメソッドとかコンテストの序列とかが固定化してしまうと駄目なのじゃないだろうか。僕は日本人男性ピアニストのうちの何人かに注目している。

うーん、ふとリヒテルのこの録音を最高のアナログ機器で再生したらどうなのだろうと考えてしまった。50年代にこんなに凄い演奏が沢山あるのだ。LPで最高の状態で再生したらどうなのか?これは誘惑の思い付きだなあ。。。

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キラール ドラキュラ

キラールの映画音楽、ドラキュラをナクソス・ミュージック・ライブラリで聴く。とても美しく、いい音楽だ。キラールは交響曲も大変素晴らしい。すっかり感心して、コッポラのドラキュラDVDを注文してしまった。夜でも思い切り大音量が出せる(はずの)防音室の完成が待ち遠しい。

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ルネサンス 燃ゆる灰

ルネサンスのAshes Are Burningは中学生のころに愛聴していたアルバムだ。プログレ好きのN君が教えてくれた。僕は最初彼の手引きでジェネシスから聴き始め、クリムゾンキングの宮殿なんぞを聴き、そしてルネサンスに行き着いた。このたび思い立ってCDを購入。
30年ぶりに現代のオーディオで聴いてみて、その完成度の高さ、素晴らしさに驚いた。70年代の音楽だが全く古いと思わない。ジェネシスやピンクフロイドほどには曲同士が連結していないのでプログレアルバムといっても基本的にはシングル曲の集まりだが、全体を貫く叙情に統一感があり、発散せずに抑制の効いたまとめ方で、極めて素晴らしい。

それぞれの音の録音は時代や個々の楽音クオリティーの限界を感じさせるが、全体としてまとまった時のハーモニーとバランスは見事だ。ふくらみのある中低音に美しい高音部分が重なり、優れたロマン派のシンフォニーの如し。ボーカルはビブラートをかけない難しい歌い方で完全に歌いきっている。ピアノとエレキギターがこれほど美しく響きあっている作品は珍しくないだろか。On the Frontierとか、At the Harbourとか歌詞がピュアでほんとにいい。奇跡のような名曲。詩情と曲の叙情が実にうまく噛み合っている。完璧。こういうのは現代以降はもはや作られないだろう。

まったく、少年時代に愛好した芸術を長じて楽しみ直すというのは、実に贅沢な遊びだと思う。そして人間の好み、趣味というのは変わらないものだ。N君に感謝感謝。僕は趣味については人には影響を受けているが、あまり人に影響は与えていないかも知れない。そういえばN君は、中学2年生のころクラスで一人だけ童貞ではなかったなあ。今頃どうしているだろうか。

ルネサンスがこんなに良かったかと思い、改めてプログレッシブロックを少々リサーチ。彼らのアルバムを2枚追加して買ってみた。聴くのが楽しみだ。

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ナクソス・ミュージック・ライブラリー

ナクソス・ミュージック・ライブラリーにとにかく登録してみた。ストリーミングだからハードディスクの容量を気にしなくていいし、ファイル管理のことも全部忘れていい。PCを替えても面倒がない。光ファイバーで流せば音も別に悪くない。定額制でいくらでも聴ける。気に入った曲はウェブ上の自分のプレイリストに記録できる。非常に合理的なのではないか。月に1890円ならCDを二枚買ったと思えば元が取れる。

収録曲はどの程度あるかは使ってみないとということだがぱっと見はすごい。CD16万枚分というのはよい。ナクソスだけでなく、オニキスなど他のレーベルも多数ある。ストリーミングに限定して敷居を下げたんでしょう。サイトの作りもとりあえずは使えるレベルだ。

オンキョーのWAV10を持っていたのでつないでみたが、これだと細かいプップッという音が入ってだめ。仕方なくノートパソコンでそのまま再生。AKGのヘッドホンがようやく活躍。エアーにつないでスピーカー再生すれば粗も出るだろうけど、珍しい曲がじゃんじゃん聴ける利便性は究極だ。これから使い込むのが楽しみだ。

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愛聴盤 ヴァイオリンデュエット

20年前に買ったEMIのCD。1977年録音のピンチャス・ズッカーマンとイツァーク・パールマンのバイオリンデュエット。当時パールマンにズッカーマンというと、ものすごくうまい天才ヴァイオリニストだという事実を習いたてで、二人そろっているので興奮して買ったのを覚えている。

ジャン=マリー・ルクレール、ヴィエニャフスキー、ヘンデル、ルイ・シュポーワの曲が収録されている。特に6曲目のヘンデルのパッサカリアが素晴らしい。いろんな楽器の編曲があるがこれが一番なのではないか。録音もとてもよく、もう何度聴いたか分からない。
一枚しかないと不安なので探しているが中々見つからない。エナジー22を購入する際、弦の再現能力をみるためにリファレンスにしてシカゴのオーディオ屋さんを持ち歩いていた。「いいCDだね。ほしいな。」と店員さんに言われてちょっと嬉しかったのを覚えている。今はもったいなくて持ち歩けない。

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ヴィドール ピアノ3重奏曲 4重奏曲

パイプオルガンが本業のヴィドール作曲、かなりマイナー曲と思われるトリオとクインテットを始めて聴いてみた。例によってナクソスから。

これは掘り出し物だ。いい曲。フランスそのもので調和の極み。そしてロマン派のいいとこ取り。ブラームスを思わせる哀愁もある。少しずつ絶え間なく変化して旋律をつむいでいく飽きない展開。それぞれの楽器が呼応するハーモニーの美しさはメジャー作曲家の作品に全く劣らない。ピアノ部分がさすがに豊かな内容。パイプオルガンの時と全然違いますねノリが。分かりやすく、ひたすら美しい。特にトリオは傑作なのでは?純音楽として成功している。非常にWell Madeだと思う。

でも、演奏会の演目では見かけないです。勿体無い。こてこてにドイツじゃないものを聴かせたいというときに重宝しそうだと思いますが。

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ハイドン ミサ曲7番 戦時のミサ

聴き応えのある壮大なミサ曲。ハイドンは面白いなあ。男性的で力強く、洗練されている。モーツァルトよりもかなり予定調和的に曲は進行し、より少ない変数で曲が構成されている。でなければあれほど大量の交響曲は書けないだろう。だが、その分プリミティブなエネルギーに溢れ行動的だ。合唱がストレートに熱く響く。

オーディオ的にはチャレンジャブルだ。63年録音のクーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の演奏によるグラモフォンの廉価盤だが、合唱の音が固まりになって照りが出やすい。うちのオーディオはだめなんじゃ!?と不安になってしまう。録音のせいだろうか、プレーヤーだろうかDACだろうかアンプかスピーカーか、いやいやケーブルか!?と焦る。

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クレージーケンバンド ベスト オールディーズバットグッディーズ

我が家の子供も愛唱する、タイガーアンドドラゴンが欲しくて購入。
別にCKBのファンでもなく、何も知らなかったが素晴らしいベストアルバム。ラストを飾る21曲目「まっぴらロック」と20曲目「実演!夜のヴィブラート」は驚愕の名曲だ。両方とも歌詞、曲、アレンジが非常に高度に調和している。まっぴらロックの歌詞はすごい。高橋源一郎の「さよなら、ギャングたち」を思い起こさせる。20曲目の実演!は歌詞も素晴らしいが緊密な構成が見事。録音もとてもいい。
他にも「葉山ツイスト」をはじめ何度も繰り返し聴かずにいられない優れた曲揃い。歌詞の押韻には詩情がある。
昭和テイストだと奥村愛子も好きだ。

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ショーソン交響曲

20年前、ためしにフランク、ショーソンの交響曲CDを買って聴いてみたが一度聴いて挫折した。このたび改めてデノンのCREST1000シリーズの廉価盤を買ってみた。カップリングされているフォーレ、ペレアスとメリザンドのシシリエンヌを家に置いておきたくて買ったのである。

ショーソン、やはり僕にはちょっと難しい。サンサーンスと近いはずなのだが、時代や形式が近いのは分かるがやはり別物。どうもあの民族調の主題が登場するところで醒めてしまうのだ。

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フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団 ドボルザーク新世界 XRCD

ミュンシュのサンサーンスがあまりにも良かったので、ビクターを信用して買ったフリッツライナー、シカゴ響のドボルザーク新世界。懐かしのシカゴシンフォニーホール録音だ。シカゴ響のCDなんて買うのは20年ぶりだ。

なんと1957年録音だが、聴き始めてびっくり。サーっというノイズはさすがにあるしトゥッティではわずかに音が割れるとはいえ、音質は極上だ。楽器同士も濁っていない。57年録音なんて信じられない。
演奏は完璧に統御されて締まりがある。速めのテンポで乗れる。体が動いてしまう。第二楽章も全くもたつかせず、叙情性の強いメロディーを禁欲的な木管を中心に完璧なハーモニーバランスで演奏する。オケが自由闊達にという感じではないが、演奏を聞かせるというより演奏を通じて聞き手の心に音楽を響かせている。第三楽章もすごい。
シカゴ響ってこんなに良かったっけ?こうなると録音の古さなど全く関係ない。これは、例えば最新録音といえる、また際立って良いとも思えるヤンソンス指揮ロイヤルコンチェルトヘボウオーケストラのSACDと比較しても、より感銘深い盤であると言わざるを得ない。XRCDとビクターに感謝。フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュとかもないのだろうか?

シカゴ響は20年前に生を約一年通って聴いた。シノポリやヴァントやギドンクレーメルなども来ていた。多かったのはマイケルティルソントーマスの指揮だった。ホールは深いすり鉢状で、遠い席でも響きがよく楽しめた。最前列でもやかましくないし、二階席からはオーケストラを見下ろす感じになって演奏がよくみえる。金管も弦も、とにかくうまかった。ブルックナー9番をヴァント指揮で聴いたときは感動した。オーケストラホールで音楽を聴いているというより、彼岸に行ってしまった感じ。あの感覚は今でも覚えている。ショルティは一度も指揮してなかったなあ。

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レヴァイン指揮 サンサーンス オルガン交響曲

レヴァイン指揮ベルリンフィルのオルガン交響曲、グラモフォンから出た廉価盤を買ってみた。録音は1986年である。レヴァインはちょっとうるさくて苦手な指揮者という印象だったが、この演奏はいい。
第一楽章一部はトレモロのゆらぎを抑えて、主題を奏でる弦や木管の旋律を浮き立たせている。これが曲全体の構成の完璧さを際立たせる効果を出している。ベルリンフィルだから、というのもあると思うが。
二部はゆっくりと、でもアゴーギクは控え目。パイプオルガンの通奏低音の美しさがこの上ない。サブウーハーのおかげで、第一ヴァイオリンの奏でる高音部との対比を非常に楽しめる。どうしてもっとオルガン付きの交響曲がないのだろうか。
そして弱音の弦の主題の何と美しいことか。エアーのプリアンプ、ジョセフオーディオスピーカーの組み合わせはこうした中域弱音部に滅法強い。霞がきれいに晴れ渡った早朝の山上湖のように気持ちの良い音が聴ける。
第二楽章の出だしの低音弦強奏はベルリンフィルならではの彫りの深さ。そして特徴的なのはオルガンの華やかな音色。2分前後は聴き所だ。アゴーギクを使わず小気味良いテンポを刻ませて成功している。トライアングルのセンスが最高。
2部はパイプオルガンの録音が素晴らしい。非常に美しい音色だ。オーケストラと溶け合っている。脇役に回ったバイオリンのアクロバティックな装飾音が完璧に揃っていて痛快。ただ、ちょっと、もう少しだけテンポを速めてもよかったかな。最後が意外に難しい曲です。ミュンシュの59年録音には及ばず。これはこれで楽しめる、というよい演奏でした。

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発見 サンサーンス3番オルガン付きの名盤!

偏愛する名曲、サンサーンスの交響曲3番、オルガン付きの決定的名盤を(自分としては)遂に発見した。好きな人にとっては周知、当たり前かも知れないが。ビクターのXRCD2、ミュンシュ指揮、ボストン響演奏、1959年録音の盤である。
半信半疑で期待せずに高価格に驚きつつ購入。収録時間はこの曲のみで35分くらい。XRCDってこんなに音がいいんですね。59年録音とは信じられない高音質。全ての楽器がくっきりと迫力のある音で収録されている。パイプオルガンの最低音も十分。解像度の高いシステムで大音量再生すればオーディオ的愉悦を堪能できる。
音像くっきりでオーケストラが見えるよう、というような再生ではなく、人工的な音空間。これはもう、録音再生という抽象芸術だ。
決然とした演奏。楽譜を読み尽くし曲のエッセンスを抽出し尽くした解釈。それを余すところなく実際の音とハーモニーに変換したオーケストラ。聴き終わってあまりの素晴らしさに笑いがこぼれてきた。これはすごいディスクだ。この曲が好きな人ならもうきっとみんな持っているんだろうけど、まだの人はぜひ。
ミュンシュの古い録音だと、パリ管とのベルリオーズの幻想交響曲が有名だがこちらもXRCDが出ているのだろうか。

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マリア・グリンベルグ ベートーベンソナタ全集

銀座の山野楽器で手ごろな価格のベートーベンソナタ全集を探していて入手。主に60年代のソビエトの録音で、ノイズは多い。だが演奏はすばらしい。すべてスタジオ録音である。

25番カッコウは絶妙なペダルさばき。野平一郎なみのテクニックに加えて楽譜から逸脱しない現代的とさえ言える優れた解釈。フリードリヒ・グルダの全集よりもいい演奏だと思う。
29番ハンマークラヴィーアはいかなる男性巨匠ピアニストにも劣らない強靭にしてしなやかなフォルテ。余裕のエネルギー。現代ピアニストにはないミスタッチすれすれの、でも危なっかしさは全く無い大胆な演奏だ。24番テレーゼの深く澄んだ序奏と自由自在で繊細なタッチ。装飾音のセンスのいい解釈。中期の3大ソナタも、たとえばブレンデルなどよりもはるかに深みのある演奏だと思う。

どんな人かと思いウィキしてみた。ウラジミール・ホロヴィッツと同じ先生に師事して技術を習得し、ピアニストとして順調なキャリアを歩み始めた矢先、父親と夫がソビエト国家に逮捕され処刑される。そして以後不遇が長く続いた。
表舞台のピアニストの職を追われ、町の音楽隊でティンパニを叩いたりしていたらしい。運良くピアニストに復職してからも業績は国家に無視され続け、晩年にコンサートツアーを十数回行いオランダにも2回行って現地では絶賛。それでも国には無視される。ソビエト史上初のベートーヴェンソナタ全集発行もほんのちょっと報道されただけだとか。50代半ばには視力を悪くし、脳腫瘍も煩って手術もした。そんな彼女は小さな体に似合わぬ尽きせぬエネルギーで行動し、冗談好きでいつも周囲を明るくしていたとある。

この全集はオンラインCD屋さんにもあるし、世界的にも結構売れているのではないか。単なる廉価盤の古い録音ではないのである。一枚一枚に味があり、ノイズを我慢してでも聴き込める。とにかく古臭さが微塵もないのである。

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ブルックナー9番 ナクソス盤

ブルックナー9番は、名盤と言われる50年録音のクナッパーツブッシュ盤、66年録音のカラヤン&ベルリンフィル盤、そして主に88年録音のジュリーニ&ウィーンフィル盤を聴いてきた。
今回、ナクソスのゲオルグ・ティントナー指揮ロイヤルスコティッシュナショナルオーケストラ演奏1997年録音というのを買ってみた。聞いたこと無い指揮者だが、ナクソスには余り裏切られたことがないので。最近はSACDでもライブが多いがこの曲はスタジオ録音で聴きたいし。

なんというか感情移入はほどほどにして胃にもたれず聴ける。楽譜に忠実にそれぞれの楽器パートの旋律と、ハーモニーとをバランスよく提示する。抑揚がジュリーニやカラヤンと比べると劇的ではないので疲れない。第一バイオリンの鳴らし方がかなり違う。ビブラートをあまりかけずによく揃った音。とてもうまい。
トゥッティーでも激情に走らず各楽器の刻む音がしっかり味わえて品格がある。これは重要。第二楽章の終わりも崩れなくて好印象。
テンポはだれずに、走らず、冷静に曲の面白さを伝える。オケは溌剌としていて、お互いの音をよく聞いている。楽器のソロ部分がちゃんと仕事をしている。バランス感覚は最高。テンポがしっかりしているので酔った感じにならない。この人の楽譜の読みは正しい。裏切らないナクソス!

曲を聴いてからウィキで調べて驚いた。ウィーンでキャリアを歩み始めるがユダヤ人であるが故に職を失い、ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、そしてオーストラリア、カナダと移住し最後はカナダのハリファクスに落ち着いたそうだ。有名になったのは70代後半になってナクソスに見出され、ブルックナー全集に起用されてからという。
ただ、そのときには既にティントナーは癌に侵されていて、全集の成功によってせっかく有名になって日本からも招かれたりしていたのに、病気を苦にして82歳で飛び降り自殺をしたのだそうだ。
このCDが歴史に翻弄された一人の指揮者が最後に残した辞世だったとは。

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RCO ヤンソンス ドボルザーク交響曲9番新世界

ロイヤルコンチェルトヘボウオーケストラとヤンソンスのライブ録音レーベル、RCOライブのSACDは非常に優れた澄んだ音質と広がりのある適度なホールトーン、楽器パートの良好な音量バランスで楽しめる。
新世界はカップリング曲もなくこの曲だけの41分の収録なので曲に集中できる。名曲のいい演奏には余計な曲が入っていないほうがいい。ジャケットのデザインも個性的で美しい。HMVのオンラインショップなら揃っていて入手しやすい。小売店では品切れになっていることが多い。

美しいティンパニとグランカッサの響き。品格のある金管。このディスクを聴いてから新世界のメロディーが頭から離れず、毎日聴かずにいられないようになった。

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ノジマプレイズリスト

野島実さんのリスト曲集。オーディオマニアは装置のチェックでよくリファレンスにしている盤のようだ。サウンドクリエイトで初めてLPを聴いてびっくり。空調と思われる低音がかなり入っているがそれも臨場感。リファレンス・レコーディングスを設立したキース・ジョンソン(録音エンジニア)という人のことも始めて知った。60年代から自作の機器で革新的な録音をしてきた人物らしい。
ダイナミックレンジが広い。コンサートで聴く本当のフルコンサートグランドのポテンシャルを堪能できる。生演奏よりも大音量で聴きたくなる。選曲が最高。カンパネラもいいが、その次の曲(夜の諧調?)がすばらしい。今まで知らずに損をした心から思う。うまく形容できないが、数あるピアノ録音のなかでもあまり類を見ない音源だと思う。最新録音のSACDよりリアリティーがある。ラベル曲集も同じシリーズで出ている。

日経新聞の夕刊で、野島さんは長らく強度の近視のために表舞台から遠ざかっていたが、手術によって回復して復活したという報道が出ていた。

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ジャン・フルネ ラストコンサート

1枚目のモーツァルトピアノ協奏曲24番。屈指の名曲だと思うし誰が弾いても鳴り出せば聞き逃せない曲だ。だが聴いている途中から「なんかすごくないか?」と思い始め、脈拍が速くなる。雄弁な演奏。弦パートに何かのり移っている。語りかけられているような、何かと会話しているような感覚に囚われる。尋常でない名演。

2枚目のブラームス2番。最初から没入モード。「響きあう音の響きの関係によって作品を構築していく非表題的性格と純音楽的構築性(中河)」の最上級の演奏表現。エネルギーに溢れた完璧な美。そして人間っぽい。ありのままの音楽。

指揮者はいったいどんなアプローチで純音楽芸術の表現に近づいていくのだろうか。それは教えられるものなのか、天性のものなのか。素人のピアノ曲の練習でも悩むポイントだ。

2番はこれまでカール・ベーム、ヴァントの指揮をよく聴いてきたがどちらかというと3番4番の方が好きだった。このフルネ最終録音は2番の面白さを教えてくれた。

こんなに溌剌とした演奏をする指揮者が当時なんと92歳!指揮歴70年!音楽ってほんとにすばらしい。2005年12月、ライブに行った人は一生の思い出になったことでしょう。
添付のDVDを観るのが怖いくらいだ。

都響はいい。今年の夏に国際フォーラムでやったお祭り演奏会で日本人指揮の都響のスメタナをあの巨大ホールで聴いたが、はるかかなたのステージで弦に「音楽の神様」が寄り添っていて美しい旋律がホールのすみずみに届いていた。

それにしてもサントリーホールのライブ録音はすごいな。録音エンジニアのさとうのりおさん(全然知らないけど)を称えたい。作曲者、演奏者も満足してると思います。

このSACD2枚組+DVDは買ってよかった。すべてのクラシック音楽ファンにお勧めします。全部いいけど特にモーツァルトがすごい。

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小林研一郎 サンサーンス 交響曲3番

もっとも好きな曲の一つ、オルガン付き。SACDを探していて小林研一郎さんのディスクを見つけて購入。よく知らなかったが実に沢山ディスクをリリースしているし演奏会もとても多い。生を聴いたことはまだない。

この人の経歴はすごい。30年以上前に国際コンクールで優勝して以来、マーラー以来二人目の外国人としてハンガリー国立フィルの常任指揮者、音楽監督を務めたそうだ。音楽大国ハンガリーでというのはすごいことなんだろう。日本でも各地で主席客演指揮者、作曲家としても成功。教育者としても頂点を極めている。まさに大御所なんですね。わが人生悔いなし、という心境なんだろうなあ。すばらしいです。こんど生演奏に行こう。

ではあるがこのディスクのオルガン付きは、僕にはピンと来なかった。誰がやっても盛り上がると思っていた終楽章が不完全燃焼な感じ。テンポ運びに違和感があった。カップリングの「死の舞踏」のほうは引き込まれるすばらしい演奏だと思ったが。

したがってオルガン付きは依然として、マルティノン指揮の全集が一番、次がデュトワ指揮の廉価盤である。盛り上がりでいえばデュトワ盤だけれど、マルティノン盤は荘厳さがあって本当に夢中で聴ける。聴き終わるといつもスッキリとカタルシス。サンサーンスは天才の中の天才だ。3番以外あんまり聴かないけどもっともっとすごい曲があるに違いない。交響曲と協奏曲の全集は買ったし、マイフェイバリットを見つけよう。(なかったりして。。。)
3番コバケン盤については、日本が生んだ名指揮者に敬意を評し、自分の鑑賞力を高めつつ聴き続けていこう、と思います。

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ヴァーツラフ・ノイマン ブルックナー9番

20年前シカゴ響ヴァント指揮をライブで聴いて以来この曲が大好きだ。SACDを探していて購入。だが一聴しての感動はあまりない。愛聴盤はバルビローリ指揮、ジュリーニ指揮のもの。音の新鮮真空パックという感じのSACDに比べると音質は劣るが(私の装置のせいかも知れないが)、これらの盤、特にバルビローリ指揮は素晴らしい。ウィーン響、ベルリン響は録音になってもやはり傑出しているということもあるのだろう。

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ミドリ メンデルスゾーン、ブルッフ バイオリン協奏曲集

ミドリ、ヤンソンス、ベルリンフィルで、メンデルスゾーンとブルッフのバイオリン協奏曲というSACDがあったので購入。好きな曲をSACDで揃えなおす一環だ。

ミドリの盤はこれが始めて。聴いて感心した。ベルリンフィルはもちろんベルリンフィルなので余りにも上質で美しい響きと音色。協奏曲の指揮というのは難しい仕事だと思うがヤンソンス指揮は完全なバランスで、オケ自体を聴き込める。録音も自然ですばらしい。これをライブで聴いていたら「音楽の神様」ホールに横溢、という感じだっただろう。チョン・キョンファ盤を聴いてきたが、もちろんこれもすばらしいのだが、より知的、深い、美しい、繊細。初めて聴く曲であるかのような新鮮な提示の仕方だ。これほどにポピュラーで甘い調べの曲をベルリンフィルと演奏しライブ録音するというのは、ある意味大きな挑戦だと思うが成果は見事だと思う。

ブルッフの曲は遅ればせながら初めて聴いた。なるほどいかにもロマン派の名曲。驚くのは作曲が28歳の時。これ一曲で世界的に有名になったそうだ。80歳過ぎまで生きていろいろ作曲したけどしばしば演奏されるのはこの曲に限られるらしい。

自宅の今の再生装置でかけるとSACDのほうがずっといいので、SACDで、なるべくリマスターではない新しい録音を求めて買い足しを続けている。僕の聴き方はオーディオを聴くというよりは再生音を通じてライブコンサートをイマジネーションする、という聴き方だからかなり集中する。SACDのいい録音だと頭の中での補正作業が少なくてすんで楽なのかも知れない。
80年代や90年代初頭の録音のCDはつらいのが結構ある。演奏はすごくいいんだろうけどね、というような。きっと装置でかなりカバーできるんだろうな。本当はCDはホールトーンのような成分が出過ぎなくて却って集中できるというのもあるはずだ。20年も使ってきたLHH500は今やトレーの開閉も手動になってしまい(プーリーがすべるようになって対策不能になるのです)、屋根裏倉庫の住人になってしまっている。LHH500の音は例えれば絹糸のようなしなやかさと強さの両立した感じだった。同じ太さの木綿糸ならよりけばけばしていて弱い。メトロノームCD3などをよく薦められるが、ちょっと違うような気がする。今のマランツの方が近いのだろうか。デザインが気に入らないので候補にはならず試聴もしていない。ダイナの4階かどこかで一瞬聞いたEMTはよかったかも。

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ミハイル・ゴロバノフ

ソ連時代の指揮者、ゴロバノフの演奏によるチャイコフスキー6番。ソ連体制の一部としての指揮者といわれて納得の演奏。48年だが録音は意外によい。すごいテンポの操作。楽譜に書いてないと思うんだけど。熱血。ほとんど常におおげさな鳴らし方と抑揚。これがよしとされていたんですね。
それにしても自分にとっての6番の決定盤にはまだ出会えていない。ビシュコフのを聴いてみようか。
あと50年後にクラシカル音楽がまだあったら、どういう演奏が主流になるのだろうか。もう出尽くしているのかな。

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ヴィドール

オルガン交響曲というジャンルに興味があってシャルル・マリー・ヴィドールを聴いてみた。オルガン職人の家に生まれ、25歳のときから由緒あるサンシュルピス教会とかのオルガニストを64年間もやっていたものすごいオルガニストらしい。18世紀ごろに停滞していたオルガン音楽の状況の一方でオルガンがワイドレンジ化し交響曲的な構成のオルガン曲が作られるようになったそうだ。
有名なのは5番と6番、5番の終楽章トッカータは結婚式に使われるというのだが。長い。ちょっと眠くなってしまうかも。そのトッカータは確かにそこだけ変わった曲でした。オルガンだとメシアンにも面白い曲がありましたね。みなとみらいホールで実演を秋に聴きました。

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ヴォイチェフ・キラール

映画音楽も沢山手がけている人らしい。現代音楽だが特に「勉強」しなくてもちゃんと聴けて全然難解ではない。ナクソスから出ている交響詩集を予備知識ゼロで聴いた。

交響詩「クルゼサニー Krzesany」(なんて読むのかな。ポーランド語だと思うが)を聴いて自分が現代音楽に求めていたものが何かがおぼろげに分かってきた。オーケストラの楽器のポテンシャルをフルに引き出しながらも、いわゆるクラシック音楽の約束事に縛られない芸術が欲しいわけである。ポピュラーな音楽は既存の音楽の枠内だから、たとえば旋律が決まればコード進行が決まり伴奏もある範囲内に決まってくる。日本の畳のようなものだ。何かその先にあるものを求めようとすると現代音楽。今まで知らなかったがずいぶん多くの作曲家が活躍していてここ50年くらいの間に「名曲」も数多くあるようだ。これから色々楽しめそうである。キラールという作曲家は、入り口としてとても入りやすい作曲家だ。少しずつ自分のリテラシーを高めていけば、難解な曲も楽しめるようになるだろう。

Angelusは不協和音を使っておらず古典派のような作品。合唱、独唱と管弦楽の非常に美しい曲だ。スケール感もありカタルシスもある。合唱による歌詞の読誦から始まり、ソプラノ独唱、合唱とソプラノ、オーケストラと展開していく。合唱が通奏低音のような下降旋律の主題を歌い、ソプラノが対位する上昇旋律主題を重ねていく。2声のフーガのような感じですごく分かりやすい。でもちゃんと現代的でシャープ。15分過ぎくらいからちょっと単調かな。最後に冒頭の読誦主題、アーメンで終結。終わり方はかっこいい。

Exodus。民俗音楽的な主題でゆーっくり始まる。そのままずっと楽器を塗り重ねていって盛り上がるラベルのボレロみたいな展開。19分ごらから突如合唱が参加して主題を再定義し、ハレルヤの壮大なフィナーレに向かう。ベートーベンの第九のような趣向。ファッショナブルな終結。

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ビシュコフ

またまたNHK FMの夜の「ベストクラシック」でいい音源を放送していた。チャイコフスキーの5番です。しばらくJ-Waveのカッティングエッジで小学生の全数学力調査のお話しを聞き、局を変えたら第四楽章の最中でした。若々しい演奏。絶妙なリズム。各楽器パートの抜群の音量バランス。細部の細やかな描き分け。なによりも打楽器の音色のクリアさ。たくましく力強く、でも上品なフォルテ。ドラマチックな盛り上がり。すっかり最後まで聴き入ってしまいました。

セミヨン・ビシュコフ、寡聞にして始めて聞いた指揮者。1952年生まれというからまだ50台半ば。カラヤンに心酔しているそうです。カラヤンの人工的で完璧すぎるところを修正した感じでとてもよい。パリ管の音楽監督を10年近くやっているんですね。音源は昨年2006年4月28日、ケルンWBRフィル、西部ドイツ放送協会の録音だそうです。アマゾンには取り扱いなし。CDは出ているんだろうか。これは手に入れたい。

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ショスタコービッチ5番

またまた朝のNHK FMで良いプログラムを放送していた。ハチャトリアンのバイオリン協奏曲とショスタコビッチ5番。小泉首相が好きな作曲家と言ったために日本で一躍有名になった?ハチャトリアン。私もジュリア・フィッシャーをジャケ買いしました(特にカバー裏の写真が良い)。演奏、音もすばらしい。

もう一曲のショスタコービッチ5番はオーマンディー指揮の演奏でした。どこのオケかは忘れたが70年代の録音だったと思う。私も多くの人と同様、バーンスタイン指揮ニューヨークフィルをもっぱら聴いてきました。オーマンディーの指揮と比べると演奏へのアプローチの違いを感じる。オーマンディーは「曲にはそれぞれ、聴く人に応じた受け取り方があるでしょう。でも共通なのは音楽としての美であるので、私はそれを提示することとし、曲の受け取り方は聴くみなさんにお任せしましょう。」という指揮で、バーンスタインは「自分はこのようにこの曲を聴いているがみなさんもそうなのではないですか?」という自分の、それぞれの曲の聴き方をそのまま提示する指揮。若いころ、あるいは逆に散々美しい演奏を聞き込んだ人々にはバーンスタインはとても新鮮で、曲に感情をぐいぐいドライブされる。この曲はこれでなくっちゃ!というように定番化する。私のような中年の人間は、オーマンディーのような歴史を踏まえた美の彫塑に対して自分の曲の聴き方を投影する楽しみ方がよいのかも知れない。CDはアマゾンでは見つからなかった。

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ラウタバーラ、とノベンバーステップス

ラウタバーラの交響曲7番。ナクソス。
天使の光という副題がついている。現代音楽は武満のノベンバーステップス以外はよく理解できない。が、いろいろ聴いてみようと思っている。1928年のスウェーデン生まれらしい。評価の定まったすごく有名な作曲家のようだ。1994年の作曲だから最近ですね。
現代音楽は構造が、聴いててもよく分からない。なので断片的なフレーズやチャプターだけをつなぎ合わせて鑑賞する聴き方になってしまってよろしくない。ちょっと勉強しないと難しいかも。感想が書けません。
バーンスタインの「音楽のよろこび」DVDに現代音楽入門という章があるからこれを見よう。これと「答えのない質問」DVDを全部みるだけで何日もかかるな。仕事しながら芸術への好奇心を追及するのは大変だ。

ノベンバーステップスは、20年前にウィーンのブラームスホールでサイトウ記念オケと小澤と尺八、三味線のオリジナルのお二人のをたまたま聴きましたですよ。人間国宝みたいな演奏者ですもんね。強烈な印象でした。この曲はさすがに新しいCDがないですね。SACDでどこか出さないでしょうか。SACDで現代オーディオで聴いてみたいですね。うちにあるのは鶴田さん、横山さん演奏で昭和52年録音のキングレコードのCDです。いまや貴重品だなあ。そういえばもう数年聴いてないけど、こんど昼間にしっかりジョセフオーディオで聴いてみよう。

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朝比奈のチャイコフスキー交響曲

ポニーキャニオンから朝比奈隆と大阪フィルのチャイコフスキー4番5番6番が出ている。1990年のライブ録音収録のシリーズだ。5番はずばり名演奏と言ってよいのではないか。あまりにも美しいので、急いで4番と6番も買ってみた。

4番はなんというかカルチャーショック。ずっと20年来、ムラビンスキー盤に親しんできたので違う曲のよう。テンポ運びは、独特だ、と思うがこちらがむしろ楽譜どおりなのか!?聴音の試験問題のようだ。アレグロもしっかりテンポ刻んでー。なるほどそういう構成の曲だったのかと勉強になる。いかなるときもうるさくオケを叫ばせず、刺激音を決して出さずバランスよく品よく歌わせる。5番でも感じたがとにかく弦が美しい音色。
指揮者の、曲に対する愛と音楽へのいつくしみが伝わってきてそれによって感動させられる。オケも各楽器のソロパートをとても丁寧に弾いていて、各駅停車でそれぞれの駅での景色を楽しむ風情。良く知っている曲だから次の展開を楽しみに聴ける。4番でこんなに癒されるとは思わなかった(笑)。第三楽章、オケがとっても楽しそうです。心に残ります。
第四楽章も絶叫調にならない、けど深く盛り上がる。これが巨匠!的演奏なのか。滋味あふれます。終わりの拍手も長く収録されていて、ひたれます。

あ、なんか感動してきた。なんだ泣けるじゃないか。演奏会での一期一会。いいですねー朝比奈隆。大阪の人々は1990年の10月5日、この演奏を聞いた感動を胸に帰宅したんだなあ。いいCDです。

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ラン・ラン ラフマニノフ

グラモフォン2004年録音、ラン・ランとゲルギエフのラフマニノフピアノ協奏曲第二番。
ラン・ランってうまいんですね。突き抜けたうまさが新たな感興を生む。第三楽章のソロが秀逸。ゲルギエフとの息もぴったり。いまさらながら曲の魅力を分かりやすく教えてくれる演奏。集中して聴くに値する。4Dという高音質CD(?)もいい音。
ゲルギエフのうなり声が最小限にしか入っていないところもマル。チャイコ6番では聞こえすぎたからね。話は違いますが指揮者の声を拾うのはほんとに最小限にしてほしいです。
ほんとこのCDの演奏面白いですよ。ピアノとオケの掛け合いが最高。ラン・ラン、いいのでは?曲もちょっと飽きてたけどまだまだ楽しめそうです。これがクラシックの面白さですね。
そういえばゲルギエフそろそろ来ますよね。もうチケットないかなあ。

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アーノンクールのブルックナー9番

RCAレッドシール2002年録音のアーノンクール指揮ウィーンフィル、ブルックナー9番。甘くならず、平常心で聴きこませる。第二楽章の速いテンポも説得力がある。ジョセフオーディオとエアのコンビで各楽器の主張の重なりによるハーモニーを味わう、めくるめく快感。曲の意図と構成を語りかけてくる。余韻を不必要に引きずらないトゥッティーが爽快。宗教曲っぽくなくて飽きなさそう。SACDがやはり圧倒的にいい。CDプレーヤー、変えようかな。。。
二枚組みで一枚目は4楽章の断片についてのアーノンクールの講義が入っているようだ。こんどじっくり聞こう。

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